2016年09月19日
わたしのおじさん
私が幼稚園に入った頃から
近所で働き始めた母だが
小学校にあがったくらいに
母の弟2人が商売を始めたので
そこで働くことにした。
この叔父達とは何かにつけて
関わりがあり
遠い親戚などではなく
本当に身近な親戚だった。
時には親子のように
時には歳の離れた兄妹のように接してくれた。
そして自分達が立ち上げた店を守るために
休む間もなく一生懸命によく働いていた。
その叔父の1人が
先程亡くなった。
見舞いに行ったときに衝撃を受けるほど
実年齢とずいぶんとかけ離れた
お爺さんの姿になって。
泣くのを耐えながらかけてきた母からの電話には何も言えず
私自身、泣くこともできなかった。
実は今日も病院の近くに行ったとき
気になっていた。
でもそんなことは母に言えない。
何だか体の一部が消えたようだ。
こうやって少しずつ
無くしていくのかと思うと
生きていることがせつなくなる。
今この雨にまぎれて
外で泣きたい。
おじさん
いっぱいあって疲れたね。
おつかれさま。
そして
またいつかどこかで
ね。
Posted by
とのち
at
21:12
│Comments(
0
)
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。